バークシャーの現金 3,974億ドル、株式購入を停止
バークシャー・ハサウェイの現金は 3,974億ドルに増加しました。株価が割高だとの判断から株式の売却を続けましたが、大型成長株の上昇を逃しました。

バークシャー・ハサウェイの現金保有額は 3,974億ドルに増加しました。新CEOのグレッグ・アベル体制で記録した過去最高額です。ウォーレン・バフェットが 2025年末に保有していた現金は 3,730億ドルでした。
バークシャーは、株価が企業利益に比べて高い水準にあるとみています。大きな資金を投じる価値のある割安株は少ないとの判断です。この動きは、バフェットが長年続けてきたバリュー投資の手法に沿うものです。
バークシャーは 2022年以降、株式を大幅に減らしました。この期間の株式の売り越し額は 1,729億3,000万ドルでした。売却後の資金は米国の短期国債に投じ、利息を得ました。
米国の短期国債の利回りは 4~5%程度でした。バークシャーは株式市場で積極的に買い付けるのではなく、現金と国債を選びました。この選択は損失を抑える一方、株価上昇局面では機会損失につながります。
2023年から2025年にかけて、米国株式市場は大型成長株を中心に上昇しました。エヌビディア、マイクロソフト、メタなどの銘柄が市場のリターンを押し上げました。バークシャーは、これらの銘柄の大幅な上昇を十分に享受できませんでした。
この保守的な選択により、バークシャーの株主はS&P 500のリターンと比べて約1,250億ドルの機会を逃したと試算されています。多額の現金は、次の大型買収や株式購入を待つ力になり得ます。反対に、市場が上昇し続ければ、現金の比率がリターンを押し下げる要因となります。
情報源: Investing.com
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